Ubuntuでターミナル上からNordVPNに接続する方法を解説!

今回は、UbuntuなどのLinux環境からNordVPNのVPNに接続する方法について解説します。

1.アクセストークンの取得

以下のURLにアクセスしてアクセストークンを取得してください。

https://my.nordaccount.com/ja/dashboard/nordvpn/access-tokens/

2. パッケージの更新とcurlのインストール

最新版のパッケージに更新した上でcurlコマンドを利用できるようにインストールしてください。

sudo apt update
sudo apt install -y curl

3. NordVPNクライアントアプリのインストール

次にNordVPNのクライアントアプリをインストールしてください。公式が提供しているシェルスクリプトを利用することで、権限関連の設定でミスが起きることもなく利用できます。

sh <(curl -sSf https://downloads.nordcdn.com/apps/linux/install.sh)

4. NordVPNアカウントログイン

次にNordVPNアカウントにログインします。もし、GUI環境がある場合は、以下のコマンドを実行するとWebブラウザが自動的に起動するのでそこでログインしてください。

sudo nordvpn login

ブラウザでアクセスすると、ログイン画面が表示されて以下のような画面が表示されれば正しくログインできています。

また、GUI環境がない場合は、アクセストークンを利用してログインすることもできます。

nordvpn login --token <発行したトークン>

正しくログインできた場合は、「Welcome to NordVPN! You can now connect to VPN by using ‘nordvpn connect’.」と表示されます。

5. NordVPNのVPNに接続

以下のコマンドを実行すると、実際にNordVPNのVPNサーバに接続することができます。

nordvpn connect <国コード(ISO国コード)>
日本の場合は、nordvpn connect jp がコマンドになります。

なお、上記のコマンドを実行すると、SSHで接続している場合は通信が切断されてしまいます。

もしSSHなどリモートから接続している場合は、SSH通信をVPNを経由しないように事前に設定する必要があります。

以下のコマンドを用いることで、SSHが利用するポートをホワイトリストに登録できます。

sudo nordvpn whitelist add port 22

正しくホワイトリスト登録ができると以下のメッセージが表示されます。

Port 22 (UDP|TCP) is allowlisted successfully.

もし上記のコマンドを実行する前にVPN接続をしてしまってSSHが接続できなくなってしまった場合は、リモートPCを再起動してください。

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