今回は、NordVPNがIPv6に対応しているか否かを実際に試してみました。
また、IPv6に対応していないときに通信がどのようになるのかも検証してみました。
結論
- NordVPNは、IPv6に非対応
- IPv6 Onlyのサービスに接続できない
- IPv6 非対応だからといって、通信がVPNを経由せずでしまうことはなく漏洩の心配はない
IPv6とは?
IPv6とは、IPアドレスの新しいバージョンになります。
これまで、IPアドレスは、192.168.1.1 のように数字から構成されておりました。ただ、インターネットに接続するデバイスの数の増加によって、単純な数字の組み合わせてIPアドレスを表すことが難しくなってきました。
そこで、誕生したのが IPv6になります。
IPv6では、文字数がもっと長くなり、さらにアルファベットも含まれるようになりました。
IPv6の例:2001:0db8:0a0b:12f0:0000:0000:0000:0001
その結果として、より多くの機器がインターネットに接続できるようになりました。
ただ、これまでのIPアドレス(IPv4)とIPv6にはお互いを通信する互換性はなく、IPv6空間にWebサーバが設置されている場合は、ユーザーは必ずIPv6に対応した環境でインターネットを利用する必要があります。
現在、多くのWebサーバーは、IPv4とv6のどちらにも対応していることが多いので、実際のところ問題になるケースはまだまだ出てきておりませんが、IPv6の方が通信が速いこともあり、対応しているに越したことはありません。
NordVPNのIPv6対応検証
今回は、IPv6の通信をテストできるサービスを利用してIPv6への接続検証をしてみました。
検証結果としては、NordVPNを利用しているときにIPv6は利用できませんでした。つまり、NordVPNはIPv6に非対応ということになります。
一方で、IPv6通信をVPN経由なしで通信してしまい、本来のIPアドレスが漏洩するということも起きませんでした。
また、実際にIPv6のみで運営されているサービスにアクセスしてみようとすると、サイトに到達できずにWebサイトを見ることはできませんした。
以上が検証結果となります。
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